耳鼻科と小児科の違い

耳鼻科と小児科の違い

「子どもに鼻水の症状があるとき、小児科か耳鼻科のどちらに行けばいいですか?」
そんなお悩みをよく聞きますが、耳・鼻・のどに関する痛みや症状は耳鼻咽喉科、それ以外の場合は小児科という具合に使い分けると良いでしょう。

鼻水が出る、喉が痛い、タンが出るなど、鼻、喉の症状が気になる場合は、耳鼻科の受診をおすすめします。鼻が詰まって口呼吸になると、のどが乾燥し、ウイルスが繁殖しやすい環境をつくってしまいます。耳鼻科であれば、耳の診察もでき、鼻やタンを吸いとることができます。鼻を吸い取るとスッキリしますし、中耳炎の予防にもなります。

特に免疫機能が未熟な子どもほど、自分で鼻をかんだり、タンを切ったりすることができません。そのため感染症にかかりやすく、重症化することも少なくありません。気になる症状が出たときは、早めの確実な治療を受けることが大切です。特に乳幼児の中耳炎は、長引くと言葉の発達に影響を及ぼすこともあります。

次の症状が出たときは、耳鼻咽喉科へ

次の症状が出たときは、耳鼻咽喉科へ
  • 鼻水が出る
  • 咳が出る
  • のどが痛い
  • タンが出る
  • 熱が出る
  • 小児科を受診したが、症状が治まらない

鼻吸い(吸引)をすると、鼻の通りが良くなるため、ミルクをたくさん飲むようになり、ぐっすりと眠れます。鼻水の吸引だけでも、ぜひいらっしゃってください。当クリニックでは通常オリーブ型のガラス製吸引管を使い、必要であればシリコン製の細長い吸引管を使用しているため、小さなお子さまでも鼻腔内を傷つけず、しっかりと奥まで鼻水を吸引できます。

最新の医療技術と質の高い検査・治療を行っています。特に炭酸ガスレーザーによる治療は、花粉症やアレルギー性鼻炎で悩んでいる患者さまに喜ばれています。炭酸ガスレーザー治療は鼻腔内へのダメージが少なく、痛みや出血はほとんどありません。麻酔の時間が約30分、手術の所要時間は約15分で、入院も不要です。今後も、地域住民の皆さまが必要とする的確な医療を提供し、ご家族で通っていただける耳鼻咽喉科、信頼されるかかりつけ医を目指してまいります。

次の症状が出たときは、小児科へ

次の症状が出たときは、小児科へ
  • 長期にわたる喘息
  • 下痢、嘔吐
  • 高血圧、糖尿
  • 耳・鼻・のどの分野以外の発疹といった皮膚科的疾患
  • 各種予防接種(インフルエンザ予防接種などの検査治療は耳鼻科でも可能)

これらの症状は当クリニックでは対応できません。急な発熱やけいれんを起こしている場合、ひどい咳を繰り返している場合は気管支炎や肺炎、気管支炎喘息などの疑いがあります。保育園でインフルエンザやRSウイルスが流行している場合も、早めに小児科を受診しましょう。